同棲・結婚するとレスになる理由とは
愛と性、複雑な問題。
複雑な距離感
[目次]
付き合っている間はずっと一緒にいたいと思っているのに、実際に同棲・結婚したら、パートナーを性的な対象として見づらくなっていったという話はよく聞きますし、最終的にはレスになってしまったというケースも多いです。 今回はその理由について考察します。
一緒にいることで非日常感が薄れる
別々に暮らしていると、会える時間も限られており、会えるようにスケジュール調整にも苦心しますが、それはそれで楽しいものです。
ずっと一緒にいれないからこそ、2人でデートしている時間は非日常感が強く、心もトキメキます。
しかし、同棲すると昨日も今日も明日も明後日も一緒です。
多くの場合は、朝目覚めれば隣にいるし、寝るときも隣にいます。
人間というのは慣れる生き物ですので、2人で会っている非日常な時間も日常的になれば、希少性やドキドキは薄れていきやすいものです。
嫌な部分まで見てしまうから
同棲すると相手の良い部分がより見つかるかもしれませんが、その一方で間違いなく悪い部分・嫌な部分も目にします。 完璧な人間などいないのでそれは至極当然のことですが、夢見がちな恋愛をしていると、理想と現実のギャップを自分の中で処理しきれずに、同棲に対するテンションが落ちてしまったり、トキメキを感じづらくなってしまいます。
いつでもできるからこそ、しなくなる
別々に暮らしている時は会える時間が限られているため、デートが盛り上がればHもしていたでしょうが、同棲するとぶっちゃけいつでもできるようになります。 そうなると、がっつく必要もなくなり、明日でいいやと思っていると、気づけばレスになっていて、するタイミングがつかめなくなるということに発展しがちです。
マンネリになってしまう
同棲・結婚してしまえば、一般的なケースでいえば、パートナー以外と体の関係を持つことは許されません。
その状況がより、レスの関係を生み出す理由になっているという考え方はそんなに突飛ではないのではと思います。
例え、パートナーの容姿が好みであって、行為自体が充実していたとしても、その相手がこれからずっと唯一であるということはマンネリや義務感を生む要因になり得ます。
例えばどんなに美味しいフレンチであっても毎日それしか食べ続けなければ、食べるのが苦痛になるように。
お互いが許せるのであれば、ガス抜きをする機会を与えるというのも選択肢の一つになるかもしれません。
性的に魅力的ではなくなったから
またパートナーを性の対象と見れなくなってしまい、レスになるというケースも多いと思います。 加齢や体型の変化によってパートナーの求める魅力に達さなくなってしまったり、男女としての関係を全く意識させない過ごし方をしてしまった場合に、性的な魅力を感じなくなり、レスになってしまうかもしれません。
「そんな外見だなんて・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、人が誰かを好きになる、愛する時にはその外見を含めてのお話になると思いますし、外見もれっきとしたその人のアイデンティティです。
逆にそう思う方は、パートナーがどんな外見になったとしても、異性として魅力を感じるでしょうか。
おそらくほとんどの方はそうではないでしょう。
レスだから不幸と決めつけない割り切りも大切
パートナーとのHがなくなってしまったとしても、相手に対しての愛情はたくさんあるということもあります。 それは、男女の関係を越えて、家族に近い関係になっているということでもあり、それは喜ばしいです。
レスになってしまうと、その状況を改善しようと焦ったり、いろいろと手を打ったりしてしまうものですが、その焦りが相手に伝わり、不穏な空気になることもあります。
もちろん、体系維持やファッションに気を使うなど、自分の魅力を保つ・向上させることは重要ですが、それをすっとばしてHが先に来てしまうと相手もそういう気分になるのも難しいかもしれません。
とはいえ、レスに悩むのは仕方のないことですが、人と人の付き合い方はそれだけではありません。 不幸であると決めつけず、そういう方面には割り切りをつけて、2人なりの幸せを模索することも大切なことなのではないでしょうか?