同棲していたら関係がマンネリになってしまった
トキメキとマンネリは表裏一体?
非日常がもたらす演出がはがれていってしまうの?
同棲をして一緒に暮らし始めると、今まで会えなかった時間が多かったのに、それが毎日一緒にいられるなんて夢のよう・・・と思っていたのも束の間、同棲生活が続くと関係がマンネリしてトキメキを感じなくなってしまったというカップルもいます。 今回のテーマは、同棲して関係がマンネリになることについてです。
トキメキが減るのは必然
同棲をすることで、恋人に対するトキメキが減っていくことは至って普通のことです。 もちろん、そうでないカップルもいるでしょうが、会えない時間が長いことで一緒に過ごす時間がより非日常感が生まれ、それが新鮮味・トキメキとして感じられます。 また、限られた時間のみを共に過ごすことで、その時間は何をしよう、どこに行こうと気合を入れてその時間を迎えることになるのです。
同棲というのは毎日を一緒に過ごす訳ですから、新鮮味や非日常とは真逆の日常そのものです。 そのため、トキメキが減ってしまう傾向にあるのです。
日常には幻滅するシーンがいっぱい!
加えて言えば、同棲していると相手に対して幻滅するシーンに幾度となく出くわします。 相手が出したものを出しっぱなしにして片付けなかったり、おならをしたり、いびきをかいたり、だらしなかったり・・・そこには、相手のあるがままの姿があります。
恋人に対して抱いている非日常とも言えるイメージは、それがきらびやかであるほど、そのギャップにより相手に対して幻滅していくことでしょう。 恋人は、テレビの中にいるアイドルとは違う等身大の普通の人であることを嫌でも思い知らされます。
毎日を一緒にいることで相手に対する新たな発見も少なくなっていくため、純粋な男女関係という意味で言えば、同棲するとマンネリ化するというのは正解とも言えます。
同棲の醍醐味とは?
それなら同棲をする意味やメリットとは何でしょうか? せっかく熱々&ラブラブなのにそこに水を差すようなら同棲なんかしない方が良いと思う方もいるかもしれませんし、それもまた一つの考え方・選択肢だと思います。
しかし、一緒に暮らすことで今までの付き合いでは知ることの出来なかった相手の根っこの部分を、思う存分知ることができます。 今までは表面的な部分しか見えていなかったかもしれませんが、同棲期間を重ねるほど、自分を着飾り続けることは困難になっていきます。 お互いが自分を晒して、恋人と暮らせることが同棲の最大の醍醐味だと私は思います。
相手を人として好きになれるか
同棲生活が充実するためには、男女として、異性としての好きだけではなく、1人の人間として好きになれるか、信頼や尊敬ができるか、またそうなるようなお互いが相手を思いやっていけるかにあると思います。
恋人の無様なところやだらしないところ、人としてあまりよろしくないと思えてしまう部分はいっぱい目にします。 そして、自分自身がそうであるように完璧な人間などいない訳です。
何気ない日常に価値を見い出せるか
だからこそ、その上でその恋人と暮らしていくことに、喜びを感じられるかが大切です。 ジェットコースターのようなアクロバティックでエキサイティングな恋も良いですが、少しマンネリ気味だったとしても信頼できる人とささやかな幸せを感じながら暮らしていける同棲生活の方が私は好きです。
そして、そんな何気ない日々の先に結婚というものがあります。結婚するということは家族になるということです。そして、同棲はその予行演習期間と位置付けることができます。 家族に非日常なんか感じるはずもありませんよね? 刺激が足りないと嫌だという方は、そもそも同棲や結婚には向いていないのか、もしくはまだまだトキメキに溢れた恋を求めていて、同棲や結婚を考える時期ではないのかもしれませんね。