旦那がエネ夫に堕ちる理由とは?
家族だけど他人。そして、深いつながりでもない。
そんな複雑な関係。
[目次]
結婚すると夫婦二人だけで完結しない関係や物事がどうしても増えていきます。その中でも、義実家との関係というのはとてもデリケートなものです。 そこでよく聞く話として旦那さんが敵になる、つまりはエネ夫になってしまうことです。
エネ夫とは?
「エネ夫というのは、 2チャンネルで生まれた造語で「エネミー」、つまりは夫が敵になることを言います。
これは奥様から見た視点であり、その多くは義実家の特に義母との関係における話となります。
旦那さんが義母の味方ばかりして、自分(奥様)を重視してくれなくなる現象であり、類語(?)としてママンスキーという言葉もあるようです。
今回は旦那さんがエネ夫に堕ちてしまう理由を考察します。
旦那がエネ夫に堕ちる理由①:実家・自分が優先されるのは当たり前と思っている
ジェンダーフリーが望まれてすでに長い期間が経ち、男尊女卑についてはある程度の改善が見えてきてはいますが、それもまだ根強く残っている部分もあります。 その一つが結婚という文化であると思っています。
夫婦別姓が未だに一般的ではなく、ほぼ全てのケースで奥様の方が旦那さん苗字を名乗るようになります。
また、「嫁をもらう」「嫁にいく」という言い方はしても、その逆の言い回しはありません。
既存文化として、旦那さん側の文化・考え方が優先されるべきであるという意識をお持ちの方はいます。
理由②:自分が育ってきた文化が正しいと思っている
人は誰だって自分が正しいと思いたいものです。旦那さんからすれば長い間世話をしてもらってきた自分の親に対しては強い思い入れがあるでしょうし、それがきっと良い環境であると思っているものです。
だから、奥様にもその文化を共有してもらいたい、だからこそ自分の母親の言うことを尊重してほしいと言う想いで気づけば、奥様よりも実家の人たちを優先するようになってしまいガチです。
理由③:実家と奥様との板挟みに疲れてしまった
愛情を示す形としてプレゼントという手段があります。 確かに、プレゼントをもらうことも嬉しいですが、お金がかかります。 金額の高ければ高いほど喜ぶ相手というのは、お仕事中のホストやホステスの方ばかりでしょう。
それよりも多くの人が高いプレゼントよりも、言葉による愛情表現を嬉しがると思います。(プレゼントが不要という意味ではありません)
言葉はお金がかかりませんが、真心を込めて伝えればしっかりと相手に想いは伝わるのではないでしょうか?
妻側につくか、親側につくかはそれまでの関係次第
どちらかに偏ることは良いことではありません。しかし、そうなってしまうケースがあるのも事実であり、どちらかに偏るかはそれまでの関係次第でしょう。
旦那さんが家族との関係が充実していた場合は、家族との生活が1つの大きな物差しとなっていることが多いです。
そのため、親のことや実家の生活習慣を悪く言われたりすると、自分のことも含めて否定された気持ちになりがちであり、奥様に対して敵対心や不満を抱きやすいでしょう。
一方で実家での生活に満足していなかった場合には、自分の家庭ではより良い家庭にしたいという想いから実家に対して反発的になるというケースもあるでしょう。
奥様の義実家への対応・態度も大きく影響する
また、旦那さんの今までの暮らしだけでなく、奥様の義実家への対応や態度もとても重要です。 なるべく義実家と接点を持たないようにしたり、義実家への文句を言ったりと良くない対応をしていれば、旦那さんから見たら実家を蔑ろにされていると感じて、穏やかではないでしょう。
奥様と義実家という関係は家族だけど他人であるという特殊な関係です。
接し方や距離感についてもどうしていいか分からないという方も多いでしょうし、正解がある訳でもありません。
とは言え、義実家から見たら、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれるのは嬉しいでしょうから、顔を出す時にはしっかりと顔を出して、色々とお話をしてみると距離感も縮まっていくのではないでしょうか。
義実家との関係がうまく行かないのは誰のせい?
義実家との関係がうまくいかないというケースは、それほど珍しい訳でもないようです。 その関係がうまくいかないのが旦那さんのせいであると決めつけるのでは、義実家との関係はうまくいくはずもありません。
もしかしたら旦那さんが悪いのかもしれませんし、奥様が悪いのかもしれませんし、義実家の人達が悪いのかもしれません。
またはただ単に相性が悪いだけかもしれません。この関係というのはとてもデリケートであるのは事実です。
あまり悪者を作ろうとせずに、まずは新たな家族という目線で接してみるのが良いかもしれません。
その上で義実家との関係が苦痛であるなら、どこが嫌なのかを自分の中で整理して、旦那さんに相談してみてはいかがでしょうか。