社内恋愛で同棲をすることの難しさ

会社でも、プライベートでも。
ずっと顔を合わせる。それが社内恋愛同棲。

恋愛のとてもメジャーなカタチとしてあるのが社内恋愛です。
職場で過ごす時間というのは、プライベートよりも長い時間であり、そこに男女がいれば恋愛に発展することは何もおかしくはないし、珍しくもありません。 その社内恋愛が順調に進み、同棲になった時に様々なメリットがありますが、同時に難しさも存在します。

会社にはバレます

まず最初に、社内恋愛が進んで同棲することになった時、そのほとんどの場合は会社にバレます。 当たり前ですが、会社は社員の住所を把握する必要があります。
（交通費を支給するためにも）

そのため、引っ越しても会社に住所を伝えないことはしないでしょう。 伝えなかった時にはそれがバレた際に、交通費の不正受給などの様々なトラブルが発生します。 同棲している二人は必然的に同じ住所となるため、そこでバレます。 しかし、社内恋愛自体が禁止されている会社ならともかく（そんな会社もどうかと思いますが）、会社に同棲することがバレてもそれを知るのは経理や総務、場合によっては部署の管理職の人あたりとなりますが。

一番のメリットは、仕事に理解ある相手がいつもそばにいる

社内恋愛のカップルが同棲することの一番のメリットは、仕事でも一緒にいる相手が家でも一緒にいることです。
同じ会社であれば、仕事内容や職場環境、会社の慣習などを分かり合えるので、仕事で辛いことがあった際に、家でじっくりと愚痴を聞いてもらったり、励ましてもらったりと、それが精神的には大きな支えとなります。

一方で難しさも・・・

そのメリットは、実はそれが難しさにも発展します。
社内恋愛で同棲した際に懸念点などをご紹介します。

文字通り常に一緒にいることで新鮮味が薄れる

社内恋愛カップルが同棲すると、文字通り四六時中ずっと一緒にいることになります。 プライベートの時間はもちろんのこと、職場でも顔を合わせます。
勤務体系がシフト式でなければ、本当に毎日です。

社内恋愛での恋愛的な楽しさというと、職場での顔とプライベートでの顔のギャップを楽しんだり、他の社員に隠れて付き合うことの新鮮さであったりする面が大きいのですが、さすがに常にずっと一緒にいるとそのトキメキであったり、新鮮さは薄れてきます。

悪い意味でオーバーラップすることも

老後2,000万円が必要と叫ばれた騒動がありましたが、実際に老後にいくらお金が必要になるのか、その時に社会はどのようになっているのかは、今の年齢によっては全く想像がつかないものかもしれません。

年金も将来破綻するのではないかとも言われていますが、今まで納めている年金全てがなくなることは考えづらいです。 厚生年金に加入していて社会保険を完備している会社で働くことは、家族の生活についてのリスク対策になります。 また、遺族厚生年金という制度もあります。

ケンカした場合に、逃げ道がない

家でも一緒、職場でも一緒となってしまえば、良い時はそれが良いと思えたとしても、ケンカなどでこじれた場合はそれがそのまま逆効果になります。 ケンカしてきまずいなかでも、職場に行ってそこでまた顔を合わせなければなりません。
それが表に出てしまうと、事情を知っている周りの社員からしたら本当にやりづらいでしょう。

こじれた際に、うまくそれぞれが切り替えられる環境を作っていかないと、どうしても息が詰まりやすくなってしまいます。 社内恋愛の同棲生活でとても難しい面はここにあると思います。

仕事の時とプライベートで、服装や化粧にメリハリを

社内恋愛で同棲していると、本当に常に一緒にいることになるため、ドキドキワクワクの新鮮味が薄れたり、マンネリに陥ったりします。 そのため、仕事の時とプライベートの時で、服装(女性であれば化粧も)にメリハリをつけると良いでしょう。

仕事の時はパンツスーツ、プライベートではスカートやワンピースで、クールと甘さのギャップを

男性の場合はスーツであったり作業着、ユニフォームがあったりすることが多いので、選ぶのはプライベートの服のみということになりがちですが、それと比べて女性は選択肢が広がることも多いです。

仕事の時はパンツスーツなどクールでカジュアルなイメージの服装にして、プライベートではスカートやワンピースなど、女の子らしい甘めなファッションを心がけると、そのギャップが魅力的に映ります。 また、彼氏からすれば仕事の時とプライベートの服装を知っているのは自分だけという優越感にもつながります。

誠意を持った付き合いを

最後になりますが、社内恋愛には大きなメリットはありますが、難しさがあるのも事実です。 メリットを考えて恋愛をしないというのもおかしな話ですので、社内恋愛自体はとても良いものであると思います。

しかし、つながりの薄い関係性ではなく、スタートからして同じ職場というハードルがあるため、お互いが軽い気持ちではなく、誠意を持って付き合うことが大切ではないでしょうか。
ましてや、社内恋愛からの同棲というのは、なおさら難しさと下手な付き合いができないという点が強調されます。

社内恋愛だろうとなんだろうと恋愛であればこじれることもあります。 社内恋愛の場合はそれがどちらかの退職につながるというのは、お互いの人生において残念なことではあります。
ましてやそれが誠意なき結末であれば尚更です。 社内恋愛でしかも同棲する時は、お互いがしっかりと将来のことを視野に入れつつ、付き合っていく必要があるでしょう。