子育て中の奥さんについて、夫・旦那さんに知っていて欲しいこと
子育て、そして家事、生活は2人で築く。
お互いが本当は大変なのです。
[目次]
子育てというのはとても大変です。
男女平等が叫ばれている昨今ですが、それでも子育てはやっぱりママ、つまり奥さんが主体となるのが現状であり、現実的です。
そこで、今回は子育て中の奥さんについて、夫である旦那さんが知っていて欲しいことをご紹介します。
子育てをしながら、今までと同様の家事は無理
生まれてすぐの赤ちゃんや乳幼児、保育園に通わせる前の段階の子どもというのは、当たり前ですが1人にできません。
必然的に、ママである奥さんが世話をすることになり、いわゆる専業主婦状態になります。
もちろん、旦那さんが育児休暇を取れる環境が理想的なのですが、社会の実情はそうなっていません。
取れたとしても、今後の昇給や昇格にネガティブな影響を与えることが否定できないのであれば、家族としての充実を考えると、取らない方が無難という考え方に落ち着くかもしれません。
そこで問題になるのが家事問題です。 奥さんは専業主婦になり、仕事に行くことはなくなりましたが、専業主婦の通常時、または妊娠中と同等の家事を期待することは間違っています。
なぜ?それは専業主婦であるママには時間がないからです。
専業主婦だから時間があるは大きな間違い
仕事に行っていないのであれば日中は時間があるじゃないか。
それは大きな間違いです。
子どもの相手・お世話という大変なミッションがあります。
生後半年も経たない赤ちゃんであれば、2時間も経たないうちに頻繁におっぱいやミルクをあげなければなりませんし、ズリバイやハイハイ、立って歩けるようになれば子どもの遊び相手兼安全監視人にならなければなりません。
離乳食が始まれば、離乳食を親とは別に作らなければなりません。 さらに子どもの充実した成長、身体の安全をしっかりと考えているママであれば、いろいろな種類と回数があるワクチンの摂取、社会や地域に馴染むために児童館に行ったり、近所の公園やコミュニティに参加したりととても忙しくなります。
また、子どもは情緒が不安定になりがちで、ぐずる日はとことんぐずってしまうため、そばから離れることができません。
子どもの相手をせずに動画ばかり見せて、自分はスマホに熱中しているママなら話は別ですが、しっかりと子育てをしているママこそ忙しものなのです。
家事をできるのは、子どもが寝ている間や機嫌の良い時、抱っこ紐でおんぶをしている間くらいなものです。
旦那さんに厳しくなるのは、そうプログラムされているから
一般的に子どもが生まれると、旦那さんへの対応は今までよりも厳しく、不安定になります。
それは、子どもへ愛情が集中的に行くようにホルモンなどによりそうなっているという話もあります。
また、子育てによるストレスや不安、仕事だけやっている気楽な旦那(あえてそういう表現としました)に対する嫉妬や羨望によるネガティブな感情によるものであると思います。
そして、子育てによって拘束されている大変さ、自分のことに時間をロクに使えないことを、旦那さんは分かってくれないという想いなどもあり、敵対心や反発心などが芽生えてしまいがちなのです。
これはもう、そういうものであると旦那さんも理解をする必要があり、厳しい対応をされても、そこで感情的になってはいけません。
奥さんに休日はないし、逃げ場もない
専業主婦のママなんて、仕事もなく子育てと家事だけやっていればいいんだから、毎日が休日じゃん。 そう思う方もいると思いますが、それは全くの正反対です。
子育てには非常に多くのエネルギーを要しますが、それは休みなく毎日続いていきます。
24時間365日、子どもに何かあってはいけないように、寄り添って世話をしなければなりません。
そして、育児は決して投げ出したり、放棄したりすることは許されません。
例えば、旦那さんは仕事に疲れたから今日は家事も子育てもしないでゆっくり休もうーと、思えるかもしれませんが、ママである奥さんにはそれができません。
疲れていたり、大変だったとしても、子どもも向き合い続けなければいけない、逃げ場のない毎日なのです。
この大変さは、子どもを愛しているとか、子どもがかわいいとかとは別次元の話であることを、旦那さんは覚えておく必要があります。
感情的にならずに、寄り添うことが大切
ママである奥さんは何かと大変ですが、そこにささやかな休みや、ゆったりとした時間を作ってあげられるのは、旦那さんしかいません。
家事をやったり、少しの間でも子どもを見てあげて、一人でゆっくりする時間を作ってあげることがどれほど大切かという話です。
それは、子育てが落ち着いてからの夫婦間の関係にも良い影響を与えることは間違いありませんし、子育てはママだけでなく、パパとママの二人で立ち向かっていかなくてはならないものであると思います。
時には余裕がなくて八つ当たりされてしまったり、疲れているのにお願いごとをされて大変と感じることで、旦那さんにも負担が行くのは事実です。
しかし、子育てという点に関しては、それよりも遙かに負担がかかっているのは奥さんの方です。
感情的にならずに、そういうものだと割り切って寄り添ってあげることが、家族として生きていくうえで何よりも大切なことであると私は思います。